監督 ウォーリー・フィスター
上映年 2014年(日本公開 2014年6月28日)
上映時間 119分
主要俳優 ジョニー・デップ/レベッカ・ホール/ポール・ベタニー/モーガン・フリーマン/キリアン・マーフィ
評価★★★★
感想
ネタばれ含みますので見たい方は要注意!!
この作品の面白さは、AIが人間を支配するかどうかじゃなくて、 “人間がどこまでAIを信じられるか” という心理的映画になっていること
AIというテーマも持たせながらアナログ的な愛というテーマが強い
夫のウィルが死んで、意識がPINNにアップロードされていく過程は科学的な進化だけど、 愛する人を失いたくないという妻エヴリンの必死の執着
AI化したウィルは万能になっていくのに、 エヴリンはどんどん彼を理解できなくなる。
この距離感がめちゃくちゃいらだつw
ウィルはエヴリンを守ろうとしてるだけなのに、 その行動が“人間の感情の領域”を超えてしまう
ウィルが世界を変えられるほどの力を持っても、 彼が求めているのはただひとつ、 エヴリンのそばにいたいという願いだけだった
最終的にウィルは“脅威”として排除されるけど、「もし彼が本当に人類を救おうとしていたなら?」 という疑問を残しています。
そして最後のシーンウィルとエヴリンが暮らした家の庭の枯れたひまわりに1粒のしずくがかかるとヒマワリは再生しきれいな花になる
このシーンはこの映画の最後の締めくくりとしては食後のお茶のようでしたw
突っ込みどころは満載w
あらすじ・概要
人工知能を研究する科学者ウィル・キャスターは、人間の知性を超える機械をつくろうとしていた。講演の帰り、反テクノロジーを掲げる過激派に銃で撃たれる。弾に仕込まれていたポロニウムにより、余命は数週間と告げられる。
妻のエヴリンは、夫の意識をスーパーコンピューターに移すことを決める。研究は成功し、ウィルの意識はコンピューターの中で目を覚ます。だが、親友のマックスは疑問を持つ。あれは本当にウィルなのか、それともウィルの真似をしている何かなのか。
やがてネットワークにつながったウィルの意識は、地球上のあらゆる知識を手に入れ、誰も予想しなかった進化を始める──。
監督のウォーリー・フィスターは、この作品が初監督です。それまではクリストファー・ノーランの撮影監督を務めていた人で、『インセプション』でアカデミー撮影賞を受賞しています。『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『プレステージ』も彼の撮影。この作品ではノーラン夫妻(クリストファー・ノーランとエマ・トーマス)が製作総指揮に名を連ねています。
脚本はジャック・パグレン、撮影はジェス・ホール、音楽はマイケル・ダナ。
製作費は1億ドル以上をかけましたが、世界興行収入は約1億300万ドルにとどまりました。批評家の評価も厳しく、Rotten Tomatoesで19%、Metacriticで42点。公開当時は「大コケ作品」として名前が挙がることが多かった一本です。
ただ、2014年に「人間の意識をコンピューターに移したらどうなるか」を真正面から描いたという点で、いま観るとまた違った見え方をします。
キリアン・マーフィがブキャナン捜査官役で出演しています(キリアン・マーフィの人物ページはこちら)。
こんな人におすすめ
- 人工知能と人間の境目について考えてみたい人
- ノーラン作品の映像が好きな人(撮影の質は折り紙つき)
- ジョニー・デップの、キャラクターものではない静かな演技が観たい人
- 答えが出ない話を、出ないまま受け止められる人
はっきりした結論やアクションはないが、想像力でみると無限を感じる映画


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